下水道ってなに?

下水道の役割

公共用水域の水質保全

家庭排水や工場排水が公共用水域に流れ込むと、公共用水域が汚染され、生物がすめなくなってしまいます。下水道が整備されると、きれいで安全な水が流れ、多くの生物が生存する美しい川や海になります。

トイレの水洗化

くみ取り式のトイレは、ハエなどが発生し、感染症の原因になります。また、バキュウム車で収集・運搬する際、周囲に不快な臭いをもたらします。しかし、トイレを水洗化すると、衛生的で快適な生活ができます。

生活環境の改善

下水道が整備されると、汚水は速やかに汚水管に流されるので、汚水が住宅地周辺に滞ることがなくなり不快な臭いや、感染症の媒体となる蚊・ハエの発生を防ぎます。

浸水の防除

市街地に降った雨を速やかに排除し、都市を浸水から守ります。

循環型社会の実現に貢献します

下水道がもつ処理水や汚泥、ガスなど貴重な資源を有効利用することで、地球環境を考慮した省エネルギーや資源の再利用といった社会的な要請にも貢献しています。

その他、下水道のもたらす効果(ストック効果)

下水道などの整備は、水害や水質の改善、環境の向上などとともに、工場の立地・雇用の増加などくらしや地域経済に長期にわたって効果をもたらします。(ストック効果)