水道Q&A

暮らしの中の水道／水道Q&A

にごり水が出るのですが・・・。

水道水がにごる場合のほとんどは水道管の鉄さびが原因です。
近所で火災や水道管の工事などにより水道管内の流れが大きく変化した場合や、不在で長時間じゃ口を開けなかった時などに起こります。
バケツ１杯程度の水を流してみるなど、しばらく様子を見てください。それでも続くようでしたら、他の原因が考えられますので上下水道部（平日9時～17時15分：0725-92-8168／左記以外：0725-57-0050）までご連絡ください。
水道水に鉄分が多く含まれていると、味は悪くなりますが、健康に影響するものではありません。
にごっている時には水道水を十分流し、無色透明になってから使用して下さい。
また、万が一、飲んだ場合も、ほとんどが体外に排出されますので心配ありません。

じゃ口をひねると白い水（湯）が出るのですが・・・。

水道水をじゃ口から、いきおいよく出したり、給湯器の中で急激に加熱すると、水中に溶け込んでいる空気などが、じゃ口から出た瞬間に気泡となって現れます。これらの気泡が小さいと、水やお湯が白く濁ったように見えます。
透明なコップにその水を入れ、水が徐々に下の方から透明になっていくのを確認して下さい。空気の混入であれば、数分間放置すれば水は透明になります。

浴槽などの水が青く見えるのですが・・・。

浴槽など大きな容器に水を溜めると、光の影響で青味がかったように見えることがあります。これは、海面が青く見えることと同じです。特にアイボリー系のカラー浴槽などに多くみうけられます。ほとんどの事例では、このことが原因です。
※給湯器などからの銅イオンの溶出が考えられます。しかし、相当高濃度の溶出がなければ青く見えるまでになりませんので、極めて稀なケースです。

	浄水器の訪問販売が来て、自宅の水道水がまだ安全ではないと言われました。
	水道水は、厳しい水質基準をクリアしたものですので安全です。業者がしばしば水道管等についての不安をあおりますので、十分ご注意してください。よく業者が薬品を入れて水道水を変色させますが、これは有効塩素が入っている証拠ですので、水質については問題ありません。

水道水にはどうして有効塩素が入っているのですか？

水道水は法律により、殺菌のため有効塩素を入れることが義務付けられています。
これが水道水に含まれていないと病原菌に汚染される恐れがあるため、一定の濃度で有効塩素（次亜塩素酸ナトリウム）を注入しております。
水道水中に有効塩素が残っていることは、衛生的に安全であるという証拠です。

洗面器や風呂のタイルなどがピンクになるのはどうして？

これらの原因は、空気中の細菌（霊菌）やカビの一種などが、温かく湿気の多いところで繁殖したものです。
着色した部分は、ブラシやスポンジで擦り、水道水でよく洗い流して下さい。それでも取りきれないときは塩素系の洗浄剤で洗って下さい。
（塩素系の洗浄剤を用いる際は、十分換気を行い注意書きをよく読んでお使いください。）
予防法としては、タイル等のせっけん成分や湯垢を十分に洗い流し、通気性の悪い場所や浴室等はできるだけ換気を行い、乾燥するようにして下さい。

じゃ口から黒いものが出るのですが・・・。

じゃ口や止水栓のパッキンが劣化して流出する場合や、給湯兼用タイプで使われているゴム配管が原因で流出することがあります。
水道用器材として認可を受けた規格品では、健康に影響を与える材質は用いていませんので、万が一、飲んだとしても体外に排泄されますので問題ありません。
このような状況がありましたら、早急にパッキンやゴム配管の交換を行ってください。

お茶の飲み残しが紫色になった。

河川水など自然界の水には微量の鉄分があり、水道水中にも鉄分が含まれています。
お茶の飲み残しが紫色になるのは、お茶の成分の一つであるタンニンと水道水中の鉄が反応して着色の原因物質ができるためです。反応した物質は有害ではありませんが、空気中の細菌やカビ等が繁殖している可能性もありますので、変色したものは飲まないで下さい。

アルミ製の鍋、ヤカンの内側に白い異物ができた。

露出したアルミは、空気中及び水中の酸素と反応して、白い酸化アルミになります。この現象はアルミサッシ等に白い斑点ができるのと同じ現象です。
酸化アルミは、容易にははがれず水に溶けない事から安全性に問題はないと考えられております。
アルミ製品は、やわらかいスポンジ等で洗浄し、水分をよくきり、乾燥させてから保管するようにして下さい。

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